うしおととら ネタバレ感想 第十二章「遠野妖怪戦道行」

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うしおととら
ネタバレ感想
第十二章
「遠野妖怪戦道行」

あらすじ・内容・感想・ネタバレ


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前回までのあらすじ

うしおととら ネタバレ感想 第十一章 「一撃の鏡」

アニメ情報

伝説の妖怪がアニメに!?名言・名場面!「うしおととら」!【アニメ化・声優・主題歌・あらすじ・放送日】
※以下からの内容はネタバレを含みます。

内容・あらすじ

其ノ壱「うしお、妖怪どもに襲撃される」

「あの女の息子がきた!」
「『奴』を護る憎きあの女のムスコがきた」

「しかもわれら妖怪を殺すためだけにある槍をもって!」
「獣の槍だ!」

「おの槍でその子供は長飛丸をも脅しているぞ」
「あの長飛丸をか!」

「もうすでにあまたの妖怪を葬った」
「ふざけるな!『奴』につく女のムスコごときが!」

「ここから、遠野から生きて出すまいぞ!」
「あの槍をもつ人間を無事に通してなるものか!」

「うらめしやあの槍!!」
「憎きは女!その息子!!」

「こ○せ!!」

「こ○せ!!」
「こ○せ!!」

「こ○してしまえ!」

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うしおは雷信とかがりに旅の理由を話し、別れを告げて旅立った。
とらが珍しがって乗りたがったバスの中で得体の知れない妖怪に襲われる。

バスは崖から転落し、森の中で次々と妖怪が集まり囲まれてしまううしおととら。

「憎きあの女のムズコめえ、獣の槍ともども引きちぎってやるわー!」

(あの女!?母ちゃんのコトかよ!?)

其ノ弐「妖怪ども相話す」

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多くの妖怪に襲われたうしおは、瀕死の状態になるが、槍が勝手に動き出し、森の中へと入っていく。

「珍しいな!長飛丸かよ」

「一鬼(ひとつき)か・・・」

対面するのは五百年ぶり。
西で名を知らしめた長飛丸がなぜ人間の見方をし、妖怪を倒すのかと聞かれる。

だが、とらは東は仲間意識が強いが自分にとっては襲い掛かってくるのはすべて敵だという。

「それとその長飛丸ってのはやめな!わしにとっちゃいやな呼び方よ!」

「それじゃお前が中国から来た時のように『字伏』とでも呼ぼうか?長飛丸」

あの人間に味方するのをやめろと言われるが、なぜうしおを狙うのかを聞くとら。

「ほう、知らなかったのか?なら教えてやろう」

一方、槍に引っ張られて森を駆け抜けるうしお。

その先の沼で出会った河童に傷の手当てをしてもらう。

河童の話では、うしおは妖怪の中では有名な存在。
狙われる原因は、妖怪を葬ったからではなく、うしおの母が原因だと聞かされる。

そのことは日本中の妖怪すべてが知っていること。

妖怪の世界でも有名な歌がある。

山を百越え
海を千越えきたりしは
白面外道の憎き面
それを食ろうてやりたやな
それを炎してやりたやな
さでも彼奴を護りしは
人間の女
人間の女
女憎しや恨めしや
あな憎しや
許すまいぞ
許すまいぞ

それは千年以上昔、「白面の者」と呼ばれる大妖怪が現れたことを聞かされる。
そして、うしおの母が憎まれる理由は。

しかし、話の途中で再び妖怪に襲われ、河童と別れて近くの村を目指して逃げるうしお。

その頃、バスが転落した現場では渋滞が起きていた。
その渋滞の中のタクシーに乗っていたさやとオマモリサマ。

オマモリサマは森の妖怪の様子がおかしいことに気が付いた。

同じ頃、雷信とかがりも異変に気付く。

「雷信、かがり・・・なぜあいつを追わん!」

森の妖怪たちに囲まれる二人。

「われら兄妹、理由は知らぬが・・・」
「青月潮の名を悪意を込めて呼ぶ者を黙って見過ごすわけにはいかない」

其ノ参「妖怪ども女を憎む」

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雷信とかがりは、襲ってきた妖怪になぜうしおを狙うのかを聞いた。

すると、妖怪は話しだした。

その昔、異国から日本へとやってきた大妖怪「白面の者」を追いやった。
しかし、白面の者は力尽きてはおらず、自国で長い眠りについた。

そして、奴が長い年月眠りについているうちに討ってやろうと後を追った。
だが、眠っている奴のまわりには強力な結界があり、近づくことができなかった。

妖怪が絶対に越えることのできないその結界を張っていたのは、一人の女。

それから妖怪たちはその女を憎むようになった。
そして、その女にも手を出せないため、血筋の者を根絶やしにすることでしか不満が晴らせないでいるのだという。

そのことを理解したなら共にうしおを討つよう言われるが、雷信とかがりはそれには従わずに妖怪を一掃する。

一方、昔話をしているとらと一鬼。

こちらの話題も遠い昔の白面の者との戦いの話だった。

一鬼も眠りにつく白面の者のところへ行ったが、指一本触れることもできなかったという。
それは全ては一人の女のせい。

うしおを探して戦いを挑みにいく一鬼。
とらは、獣の槍は強いぞとだけ忠告した。

森の中で無数の妖怪と戦いながら村を目指すうしお。

その途中で一人の老人を見つける。
妖怪に襲われそうになっているところを助け、老人をおぶって山を下っていく。

そして、ついに目の前に村が見えてきた。

其ノ四「妖怪どもうしお追撃す」

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とらは一人、夜空を見上げていた。

蒼月潮は憎き白面の者を護る人間の女の血筋の者。
潮を討たずは日本妖怪の気はおさまらない。

一鬼との会話を思い出していた。

「長飛丸よ、て伝えとはいわん、おぬしはそこで見ておれ!」

「あいつはわしが食うのだ!」

「おぬしはそれをせんではないか」
「人にへつらうのか!?」

「別にうしおにへつらってるわけじゃねえ・・・」

その頃、雷信とかがりは獣の槍の匂いをたどってうしおを追っていた。
妖怪の情報では、一鬼がうしおを狙っている。

いくらうしおと言えど、一鬼と立ち会えば危険だと急いでいた。

一方、村に無事に到着したうしおは、助けた老人に食事をご馳走になっていた。

うしおは老人に槍のことや母のこと、妖怪のことについて話した。
妖怪に遭遇することには慣れたが、殺さなければならない現実は受け入れ難かった。

うしおはクリームパンと牛乳を買って老人に渡した。

「妖怪もこの味がわかりゃあ人間と少しは仲良くできんのによ!」

その後、街中に妖怪が現れ、老人やまわりの村人を命懸けで守るうしお。

しかし、数が多すぎて徐々に追い込まれるうしお。
ここで命尽きるのかと諦めかけていた。

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雷信とかがりがかけつけ、うしおのまわりにいた妖怪を蹴散らす。
だが、かがりが何者かによって吹き飛ばされる。

「イタチごときに加勢されたかとて、この一鬼から逃げられるとでも思うてか!?」

うしおの前にあの一鬼が現れた。

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其ノ五「妖怪どもとらと相まみえる」

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「たわけめ、かがり、雷信、人間ごときにつくとは!」
「ここで蒼月潮もろともぶち殺してくれるわ!」

雷信、かがりは一鬼へと立ち向かうが、全く歯が立たない。
うしおも立ち上がるが、再び妖怪が襲ってくる。

その頃、まだ夜空を眺めているとら。

うしおに言われた言葉、一気に言われた言葉を思い出していた。

「あいつなんかわしのしったことかよ!」

森の中、一人で歩くオマモリサマは、大きな屋敷へとたどり着く。

「遠野の山々の天地の魑魅魍魎を束ねし長よ、これなるは座敷童」
「現在あまたの妖どもが追う蒼月潮の件に関し、お願いに参りました」

かがりと雷信は必死で戦うが、徐々に追い込まれていく。
とらの姿が見えないが、きっと来てくれるはずだという二人。

しかし、とらはまだ夜空を眺めている。

満身創痍になっている雷信とかがりと見て、うしおを殺せば許してやると一鬼は言うが、二人はこれに従わずに立ち向かう。

「潮殿、共に死ねることを誇りに思います!」

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「やれやれ、おめえはわしがいねえとダメだな~」

三人をかかえて、まわりの妖怪を一掃して逃げるとら。

一鬼もその後を追った。

遠くの森の中へ逃げ込んだうしお、とら、雷信、かがり。
しかし、到着してすぐに深い霧に覆われ、うしおは一人になってしまう。

そして、気が付けば目の前に大きな屋敷があり、門が開いていた。

其ノ六「妖怪ども『白面の者』と闘うこと」

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「蒼月潮!」

「蒼月潮、入るがよい」

声に導かれて敷地の中へと入るうしお。

庭には花が咲いて、鶏や牛、馬がたくさんいる。
大きな屋敷の中は、ついさっきまで人がいたかのような痕跡がある。

声に導かれて中へと進む。

声の主はあやしい者ではない。
その証拠に、うしおの傷は全て治っていた。

「母のことは好きか?」

物心ついた頃から、母親を知らないうしおはよくわからないと答えた。
そして、なぜ父親が母のことを隠していたのかを疑問に感じていた。

「ここじゃ、入られよ」

奥の座敷へと導かれたうしお。
そこには、オマモリサマと一人の老人が座っていた。

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その老人は、近辺の妖怪を束ねる長。
うしおに抱いている疑問に答えるために話したいのだという。

聞きたいことが山ほどあるうしおは、長に全てをぶつけた。

「慌てるな、何事も順序があるということも学ばなければならぬぞ」

その後、強大な力を持つ白面の者、そしてうしおの母についての話を聞いた。

何度やっても破れない結界を破ることよりも、そこに結界を張る理由を知りたいのだという。
そして、妖怪にとっても信頼のおけるうしおに、結界の真意を聞き出す役目を担ってほしいと頼まれる。

長は、本当はこの話には乗り気ではなかったが、オマモリサマが粘り強くお願いしたのだという。

「以上、われら遠野の妖はこれをもってうぬしを追うのをやめるとする」
「おぬしが母に会ってその真意を聞いて帰るまで・・・」

その時、一鬼の気配を感じた長は、面と向かって説得するために表へと向かう。

「ちょ、まてよ!」
「一方的にしゃべりやがって」
「だいたいあんたと俺は初対面じゃねーか!」

そう言って立ち上がろうとするうしおだが、何かの力によって体が思うようには動かせなかった。

「ふふ、蒼月潮殿、わからぬか」
「おぬしとわれは初対面ではないぞ」

「床の間をみてみれや、うしおやい!」

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先に出ていった長とオマモリサマを追って、うしおも表へ出ると、そこでは一鬼ととらが対峙していた。

「一鬼!これほどいうても汝はわからんか!!」

「いくら長のいうことでも、これだけはきけぬ」
「こっちだって仲間が死んでおるのだ」

「蒼月潮、いざ勝負ぞ」

「まてや」

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「因縁でよ、こいつとはわしがやることにしようかな」

其ノ七「妖怪ども、とらと一鬼の決戦をみる」

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長の一存で、長飛丸と一鬼は一対一で闘うことになった。

一鬼が勝てば好きなようにしてもいいが、もし負ければ長のいう通りにうしおには今後一切手を出さないという条件で、周囲の妖怪たちも賛成。

そして闘いは始まった。

一鬼は、200年もかけて追い詰めた白面の者に、とどめをさせない悔しさはとらにはわからないと、怒りをぶつけた。

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とらは一鬼の角に体を貫かれ、うしおが助けに入ろうとするが、長に止められる。

だが、とらが反撃し、一鬼に大ダメージを与える。

「もう終わりかよ一鬼!?」

「まだまだあ!」

ボロボロになりながらも攻撃する一鬼だが、全てとらは蹴散らしていく。

「負けぬ・・・長飛丸う~~・・・」

「何度言ってもわからんのだな一鬼・・・わしを長飛丸と呼ぶんじゃねえ・・・」

「わしはとらだ!」

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「これで決まったな」
「この勝負、とらの勝ちとし・・・」

「長であるわれの決定通りとする!」

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「以降、遠野の全妖は蒼月潮を追い、殺そうとすることをやめるのだ!」

闘いを終えたうしおととらは、みんなに別れを告げた。

長、一鬼、雷信、かがり、オマモリサマ。

遠野の妖怪たちは悔しがったが、しばらくは許してやってくれと長がおさめた。
しかし、他の地の妖怪までとはいかないために気をつけるように言われる。

旅立ちの前、人間に富をもたらす物を持ち帰ることができる長の屋敷「マヨヒガ」から、うしおはおにぎりだけをもらった。
他にも役に立つ武器などもおあるがそれしかいらないといううしお。

「ほしいもんはもってるしよ!」

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そして、とらと一鬼の別れ。

昔の長飛丸なら喜々として殺したはずだが、なぜ討たなかったのかと聞く一鬼。

「昔のわしならそうしたろうな」
「でもよ、500年ぶりに外に出てよ、少しゃわしも変わったのよ・・・」

「いいか・・・」

「わしを長飛丸と呼ぶんじゃねえ!」

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そう言って旅立ったうしおととら。

二人はいつものように口喧嘩をしながら山道を歩いていた。
そんなことをしているうちに、道路へ飛び出してしまい、車に轢かれそうになる。

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感想

ここで、少し話のスケールが大きくなってきました。
遠野という、妖怪や階段で有名な地での抗争。

仲間と協力して闘う姿は新鮮で、見ごたえのある物語となっています。

河童やマヨヒガといった新たな要素も出てきて、今後も何かしら関係してくることもありそうです。

バス転落事故の犠牲者は!?

たまたま乗り合わせたバスで、妖怪に襲われ、バスごと崖から転落してしまいます。
そこからうしおととらの闘いが始まるのですが。

森の中で一人に老人を助け、村まで逃げたうしおは、店を営むおばさんにバス転落事故のことについて聞きます。
うしおは、自分のせいで関係のない人を巻き込んだのではと心配していたのでしょう。

しかし、おばさんは「亡くなったのは運転手だけ」と伝え、それを聞いたうしおはホッします。

・・・って、一人亡くなってるのに何ホッしてんのさ!

犠牲者出てるじゃん!

しかし、なぜこの話を、「運転手だけ亡くなった」としたのか?
そして、運転手だけ亡くなった理由はなんなのか?

答えは転落する前のシーンにありましたね!

ここ!

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運転手は無残にも頭部を切断され、これでは即死ですね。
つまり、運転手は事故死ではなくて、この時点で亡くなってしまっていたわけです。

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もしかしたら、作者はこの事故についてのその後のことをどこかで書かなきゃと思って、後から付け加えてのではないでしょうか。
そこで、わざわざ絶望する結果を用意する必要もないので、描いてしまった運転手の死以外は、全員無事だったとしたんじゃないでしょうかね。

マヨヒガって!?

マヨヒガとは、オマモリサマが訪れた、長のいる屋敷。
その屋敷を訪れた者は、なんでも好きな物を持って帰れるのだという。

そこには、人間にとっては有益なものばかりで、どんなものを選んでもいいのだという。

これがまた、マヨヒガというキーワードが出てくるのは、最後らへんの長の話の中だけで、それまでは一切出てきません。
それなのに、面白いことが・・・。

この章になってから、各話の扉絵に登場人物が描かれるようになったのですが、最後の其ノ七の話の扉絵に、マヨヒガが描かれています。
これは、読み始める時に気がついていたのですが、なんなのかよくわかりませんでした。

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これは人?
この屋敷のこと?

てかこれっている?

とか色々思ってたのですが、結局出てきたのは長の話の中だけ・・・。
やっぱりいらないじゃんこれ(^_^;)

雷信とかがりがかっこよすぎる!

うしおを憎き女の息子として付け狙う妖怪たち。
そして、その勢いは山に住む雷信とかがりのもとにも降りかかります。

しかし、加勢そろと言われても、うしおを信じている二人は加勢せず。

それどころか、うしおを守ろうと必死になって走り出します。

うしおがピンチになっているところを助け、その後に現れた一鬼にも立向かいます。

再び、うしおを殺せば許すと言われても立ち向かい、共に命を落とすことを覚悟します。
ここらへんはもう二人のかまいたちがかっこよすぎますね。

闘い方もかっこいいし、その固い意思がすごい!
蒼月潮という人間の魅力がそうさせるのでしょうね。

とらがもっとかっこよすぎる!

この話は、なんと言ってもとらがかっこよすぎる話です。

なかなか助けには来てくれずにグズグズしているのですが、結局は助けに来るとら。
いつも決まってギリギリにしか現れないのですが、かっこよすぎますね。

助けたあとは、一鬼と闘うことになるのですが、最初にいきなりやられたと思ったら、とらの反撃で一気に形勢逆転。
一鬼のほうがすぐにボロボロになります。

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このとらの強さはめっちゃカッコイイです!

今まで、何かと苦戦していたのですが、雷信とかがり、一鬼、そして、とらという順番で、力の差をうまく表現できている感じです。
それほどとらは強いってことですね。

うしおととらの中では、記憶に残る一戦だったりするんじゃないでしょうかね。

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