うしおととら第九章「風狂い」(其ノ壱~四)

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うしおととら第九章
「風狂い」
(其ノ壱~四)

あらすじ・内容・感想・ネタバレ


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前回までのあらすじ

うしおととら第八章「法力外道」(其ノ壱~四)

アニメ情報

伝説の妖怪がアニメに!?名言・名場面!「うしおととら」!【アニメ化・声優・主題歌・あらすじ・放送日】

※以下からの内容はネタバレを含みます。

内容・あらすじ

其ノ壱「うしお、妖怪に頼みごとをされる」

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父親からもらったお金をなくしてしまううしお。
途方に暮れながら街中を歩くうしおととら。

そこで2匹の妖怪に出会う。
つむじ風のようにも見えるそれは鎌鼬。

人目もある中で容赦なく襲い掛かってくる妖怪に、槍の力を発揮して応戦する。
しかし、妖怪はうしおの命を狙っていたわけではなく、頼みごとがあってその力を試していた。

山奥の小屋に連れていかれ、人間の姿になってかしこまっている二人から話を聞く。

「我々は歳経た妖怪」
「人は鎌鼬と呼ぶ」

その頼み事は、いたずらに殺戮と破壊を繰り返す妖怪。
二人の兄弟である『十郎』を殺してくれというものだった。

其ノ弐「とらは災難にあい、うしおは妖怪と闘う」

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三兄弟の次男『十郎』を殺してくれと頭を下げる二人。
だが、うしおは兄弟を殺せなどと、自分は殺し屋ではないと帰ろうとする。

しかし、その十郎の手により大量の人々が殺されている事実を知り引き受ける。

小屋の中では、鎌鼬の兄・雷信が、次男・十郎について詳しく話していた。
十郎は、三兄弟の中でも最も俊敏で強い。

どうしても獣の槍の力が必要なのだという。

本来、自分たちを苦しめてきた人間に頼むことは屈辱的だが、十郎を殺し、うしおがその戦いで傷ついたところを殺せばいいと考えていた。

鎌鼬の妹・かがりに外へ連れ出されるとらは、人間のペットに成り下がっていると言われたことで、鎌鼬の兄弟のことなど知らないと言い始める。

そして、兄弟を侮辱されたことに怒ったかがりに、とらは左腕を切り落とされてしまう。

ちょうどその時、十郎が現れる。
十郎は、自分たちの住む場所を奪っていく人間たちへの憎しみに満ちて、怒り狂っていた。

これから、人間を殺しにいくという十郎。
それを止めようとする雷信とかがり。

獣の槍の存在に気付いた十郎がうしおに襲い掛かる。
変化して応戦しようとするうしおだが、十郎の刃に致命傷を負って倒れる。

うしおにとどめを刺そうとする十郎を、切り落とされていた左腕でとらが阻止する。

大きなダメージを受けた十郎はその場は一旦引き下がり、去って行った。

其ノ参「とらとうしおは十郎を追いかける」

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致命傷を負ったうしおはとらが話しかけても目を覚まさなかった。

うしおを救うことができるのはかがりの薬と治療が必要。
十郎を討つのにとらも協力するという交換条件でうしおの命を助けてもらう。

十郎が次に向かうであろう場所がわかっていた雷信とかがり。
とらとうしおを連れてその場所へと向かう。

近づく気配に気づいた十郎。
薬で復活したうしおと闘うが、以前より強くなっているうしおに苦戦。

自分の兄が人間の命を助け、自分を殺そうとしている事実にやけくそになった十郎は、大きな刃で山の一部を切り落とす。
ガレキと重機が落下し、下敷きになってしまううしおととら、雷信とかがり。

すべて終わったと思ってた十郎だが、うしおととらは大岩を持ち上げ、生きていた。

其ノ四「うしおは立ちつくし、風は空を舞う」

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雷信とかがりは二人が支える大岩の下でトラックの下敷きになっていた。
うしおに指示で、とらが二人を助けに行く。

うしおは大岩を一人で支え動けない。

今更そのようなことをしても無駄だという十郎。
そこまで人間が憎いなら自分を殺せといううしお。

身動きできないうしおに十郎の刃が襲い掛かるが、とらが岩を蹴り上げて間一髪で助かる。

うしおの考えは間違っているというとら。
そのことはわかっていたうしお。

その時、うしおは自分が幼い頃に大人の都合で自分の居場所を奪われた時の悲しみを思い出していた。
何もしてやれないから、刺されるくらいしかできないと考えての行動だった。

「わるかったなあ、つらかったろうなあ」

その言葉を聞いて、十郎から怒りが消えていった。

その時、工事の作業員たちにその光景を見られてしまう。

作業員たちはみな、「バケモノ」「重機でやっつけてやる」などと言って石をなげ、ガソリンに引火しそうになっているのを見て逃げ始める。

大岩を一人で支えるうしお。
おうしてもトラックが持ち上がらないとら。
とらの呼びかけに十郎も手伝う。

「誰か手を貸してくれ!」

うしおの必死の呼びかけに、作業員たちは一人、また一人と戻ってきて、トラックを持ち上げるのを手伝い始めた。
トラックが浮き上がり、引火して爆発する直前に全員が脱出して助かった。

妖怪たちが静かに過ごせる場所を一緒に探そう。
わかってくれる人間たちもいるはずだから一緒に行こうと十郎を誘ううしお。

「そうなったらいいだろうなあ」

そう言った十郎は、自らうしおの持つ獣の槍に突き刺さる。

一番聞きたかったのはその言葉。
しかし、生き続けるにはずっと人間の姿でいなくちゃいけない。
もうこの世に自分たちの住む場所はないのかもしれない。

そう言い残して十郎は消えていった。

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感想

今回は泣ける話でしたね。
うしおが泣きながら十郎に言った場面は、うしおととらの名場面としてもよく選ばれているシーン。

確かに、妖怪たちの声が聞こえないうちは、そんなことに気づきもしない人間たち。
しかし、実際にその言葉を聞けることがあるとしたら、人間たちも少しは考えるでしょう。

鎌鼬は強すぎ!?

まず最初に闘うのは街中で、襲ってくるのは長男の雷信。
動きが素早く。しっぽを刃に変えて攻撃してきます。

ここは槍の力で相手の刃を断ち切って事なきを得ますが、本気を出せばどれほどのものなのか。

唯一女であるかがりは本来、鎌鼬の三番目の役目である治療を専門にしていますが、とらの左腕をバッサリと切り落としてしまいます。

戦い方次第では、簡単に相手に致命傷を与える鎌鼬の刃は恐ろしいです。

そして、三兄弟の中で最強の十郎。
鎌を全身に持ち、その大きさは最大で四メートル。

三身で行動する鎌鼬の弐番目を走る十郎は、俊敏で、他のどんな妖怪でもついていけないという。

獣の槍で一騎打ちを挑んだうしおは一撃で致命傷を負ってしまいます。
そして驚くのは最後の戦い。

爪、頭、しっぽから大きな鎌を出して襲い掛かってきます。
これには強くなったうしおがなんとか応戦しますが、最もすごいのは次の斬撃。

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やけくそになった十郎は全員をいっぺんに殺そうと、崖の一部をまるごと切り裂いてしまいます。
こんなことができるほどの力があるのなら、うしおを押しつぶそうとしている岩と、雷信とかがりにのしかかるトラックを切り裂けよって思いますが・・・。
それはまあいいとして・・・。

この体中に鎌を持つ妖怪・十郎とはほとんど戦わないのですが、本気で戦えばうしおととら二人でも勝てたかどうか・・・。
とらも雷落としたりできるのにトラック持ち上げてる時は何もしないんですけどね。

あのかがりにすら腕を一本切り落とされたのですから、十郎とやりあったらどうなってたことか・・・。

感動のラストシーン

と見出しを作りましたが、この話は感動というよりは悲しい話でした。

殺戮と破壊を繰り返すようになった十郎は、昔はそうではなかった。
三兄弟は、山奥で仲良く暮らし、ずっと三人でいれたらいいと、その頃の十郎は優しい笑顔で言います。

それを変えてしまったのは人間。
人間が獣の居場所を奪い、追いやった。

雷信もかがりもそれに対し、いかりや悲しみを感じながらも、なんとか生きる道を探していたが、十郎だけは違った道を進んでしまった。
それ故、あのような結末になってしまったことが悲しいですね。

十郎の悲しみを、自分の幼少期の気持ちに重ねて、涙を流すうしお。
殺戮と破壊を繰り返し、自害はしたものの、兄弟の愛は忘れてはいなかった十郎。

最後のコマの十郎の笑顔が悲しいばかりの話でした。

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ところで・・・。
とらの腕は今後もあのままなのでしょうかね?

それと、お金はどうするのか・・・。

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