四月は君の嘘 ネタバレ感想 第11話「後ろ姿①」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

四月は君の嘘
第11話
後ろ姿➀

ネタバレ感想

スポンサーリンク

原作
新川直司

登場人物

有馬公生

有馬公生

市立墨谷中学校三年生

 

澤部椿

椿

市立墨谷中学校三年生
公生とは家が隣の幼馴染み。

 

渡亮太

渡

市立墨谷中学校三年生
公生、椿の幼馴染み。

前回までのあらすじ

四月は君の嘘 第10話

※以下からの内容はネタバレを含みます。

あらすじ

暗い海の底にいるように
何も聞こえない

誰もいない

暗い
僕は・・・

暗い海の底で

一人ぼっちになる

四月は君の嘘

こんな時に・・・

鍵盤を叩く音も
ヴァイオリンの音も

観客の囁きさえ聞こえるのに

(くそ、くそ)

こんなに叩いているのに

ピアノが壊れてるんじゃないのか

(なんでだよ)
(なんで)

(僕のピアノの音だけ聞こえないんだ)

観客
「ガンガン音出してるけど、こんな伴奏じゃないよね・・・」

「伴奏最悪・・・」

「ヴァイオリン好きだったのに」

審査員
(子供の伴奏者なんか連れてくるからだ)
(自業自得だな、宮園かをり)

不慣れながらもバランスを取っていたのに。

どうした有馬・・・。

合ってない・・・。

ピアノがこの演奏をぶち壊している。

四月は君の嘘

公生は拳を握り、膝の上に置いて弾くのをやめてしまった。

ざわつく会場。

(ごめん、ごめん)

このまま弾き続けたら・・・。

それは賢明な選択かもしれない。

減点は免れないが、あのまま引き続けていたら、ヴァイオリニストに影響が出る。
ヘタをすれば彼女のキャリアに傷がつく。

観客
「ピアノ下手くそ」
「邪魔すんなよ」
「最初から弾かなきゃいいのに」

(君のため)
(ぼくが弾くと君に迷惑がかかる)

(君のため)

その時、ヴァイオリンの音がやんだ。

振り返る公生。

見ると、かをりも演奏をやめてしまった。

前代未聞の出来事に、唖然とする会場。

審査員
「終わったな」

下手な伴奏につきあうことはなかった。
かっこよかったのになんでやめるのかと観客が騒ぎ始める。

その時、今までかをりにかけてもらった言葉を、公生は思い出していた。

私は全力で弾く

聴いてくれた人が私を忘れないように

私は演奏家だもの

「アゲイン」

四月は君の嘘

この先は暗い夜道だけかもしれない
それでも信じて進むんだ

星がその道を少しでも照らしてくれるのを

さあ

四月は君の嘘

旅へ出よう

再び演奏を始めるかをり。

時間ないでの演奏は認められてはいるが、一度中断した時点で無評価。

あの子のコンクールはもう終わったんだ

じゃあ、かをりは何のために弾くのだろうか・・・。

かをりは一人で演奏するが、公生は動かない。

(君のため、君のため)
(僕はまた)

(いいわけを探している)

自分を励ましてくれた時のことを思い出す。

その目には覚悟があった。
なら、その目に映った自分はどうなのか?

かをりの言葉

『私がいるじゃん』

『顔をあげて、私を見て』

四月は君の嘘四月は君の嘘

『私を見て』

スポンサーリンク

感想

公生がなんだかかわいそうです。
でもこれは乗り越えなければならない試練なのかもしれません。

自分の音が聞こえず、言い訳を探して弾くことができなくなっているのは間違いなく何かのトラウマ。
その症状はピアノの演奏に現れますが、心の中に何かが刺さったままなのには変わりはないので、逃げずに向き合わないと景色はカラフルにはならないでしょうね。

そしてそのトラウマが何なのかが気になるところ。

かをりに励まされて、なんとか舞台まで出てきた公生ですが、演奏中に弾けなくなる。
今まで沢山の言葉をもらって挑んだコンクールも、それだけでは乗り切れなかった。

しかし、最後に、かをりの言った『私を見て』という言葉を思い出して、やっと顔を上げます。
ここから公生が再び弾くのかどうかはわかりませんが、明らかにその表情は変わりました。

ここでひとつ推測として思ったのは、公生が弾けないのは、何のために弾くのかがわからないからじゃないかと思う。
たまに出てくる母親の幻想。

いつもみっちりとピアノの指導を母から受けていた。
子供というのは何かをやり遂げるのに、最初の目標は親に褒めてもらうこと。

公生は幼い頃からピアノを教え込まれ、自分が好きかどうかはわからないけど、母が喜んでくれるから弾いていた。
それがまた自分の喜びになっていた。

母の幻影を見る限り、どう見てもあれは病気を患っています。
つまり、11歳の時、母が死んだ。

自分は何のために弾くのかわからなくなった。
弾く理由がないから、見つからないからピアノからいつも逃げていた。

音が聞こえないのはPTSDか何かの重い症状だと思われます。

それが、かをりが『私を見て』と言ったことで、弾く理由が見えた気がしたのではないでしょうか。
せめてここで弾くことも、かをりのためにはなる。

だから、かをりを見ると弾けるような気がしてくるのかなと思いました。
かと言って、ここからうまく弾けるのかどうかはわかりませんが、公生が逃げずに立ち向かうひとつの目標にはなるのかなと思います。

すでに終わっている作品ですが、私はまだこの作品を読破していないので、そっと見守ってやって下さいね。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

人気記事

コメントを残す

*