るろうに剣心・裏幕~炎を統べる~人物紹介・志々雄真実【身長・体重・生年月日・星座・出身地・血液型・武器・流儀・技・過去・激闘】

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るろうに剣心・裏幕~炎を統べる~人物紹介・志々雄真実
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るろうに剣心とは?

原作は「週刊少年ジャンプ」にて94年4月より連載開始。
幅広いファンを持つトップクラスの人気作に成長。
96年1月にフジテレビ系全国ネットにてアニメ化。
97年12月には劇場版映画「維新志士への鎮魂歌(レクイエム)を公開。
テレビ放送が終了した後もOVAとして「追憶編」「星霜編」が制作され、現在では国内だけではなく世界中で愛されている作品。

るろうに剣心・裏幕とは?

連載開始から20年経つが、今でも人気のあるるろうに剣心。
その裏幕として、『るろうに剣心・裏幕~炎を統べる~』が発売されている。
連載中は毎週ジャンプを楽しみにして、くらいつくように読んでいたるろうに剣心。
志々雄の大ファンである自分には、買わずにはいられない一冊で見つけ次第購入しちゃいました。
この作品は、原作者・和月伸宏さんの読み切り漫画『炎を統べる~るろうに剣心・裏幕~』と黒崎薫さんの書き下ろし小説『その翳、離れがたくつなぎとめるもの』で構成されている。
和月さんの漫画のほうでは、志々雄真実の知られざる物語、黒崎さんの小説では、志々雄真実と十本刀が集結する直前の物語となっている。
あの頃、悪役ながらもかっこよく見えていた、志々雄真実と十本刀。
こういったピカレスク的な形でまた出会うことができるのはとても嬉しいことです。
せっかくなので、そのカッコイイキャラクター達を紹介していきます。

登場人物紹介

志々雄真実

組織の長であり、一人の剣客

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幕末に人斬り抜刀斎からから影の人斬り役を引き継いだ元長州派維新志士。
その強さと野心を恐れた仲間に暗殺されかけるが生還。
国盗りのために十本刀と私兵団を組織する。

人物詳細

身長:170cm
体重:59kg
生年月日:1848年8月生まれ
星座:獅子座
出身地:京都府
血液型:O型
武器:日本刀(無限刀)
流儀:我流

幕末期に影の人斬りとなり、幕府側の要人暗殺の任務を遂行した志々雄。
だが、後に、支配欲を抱えた危険人物とみなされ、仲間の手で始末されるが生き延びた。

 

体に刻まれた無数の傷が、教訓となり、10年前の失態は額への不意打ちだったため、鉄の針金で守りを固めている。

そして、内政不安の露呈を恐れる政府の転覆を謀る。

強者が頂上に立つという「弱肉強食」の信念を持つ志々雄。
弱い明治政府よりも強い自分が派遣を握れば、西欧列強に対抗できる強い国になるという摂理を説く。

政府要人を暗殺するために集められた特攻部隊「十本刀」。
政府の中枢機関のあつ東京を砲撃するために手に入れた「煉獄」
日本掌握の計画に必要な二つが揃い、ついに蜂起を開始する。

見た目のインパクトと、そのキャラクター性の強さがどうしてもかっこよく見えてしまう志々雄真実。
同じように感じていたファンの方も多かったと思います。
しかし、よくよく考えてみると彼は単なるテロリストであり、彼には彼なりの道理があるのだろうが、野望は政府の転覆であり、何を言おうがただのテロリストに変わりはない。
そのキャラに対してカッコイイと感じるのはこのご時世ではいささか不謹慎には思うのだが・・・。
数あるバトル漫画の中でも、美形でもなければ、仲間になるわけでもないい。
強い野心と支配欲を持った典型的悪役なのだが、ここまで完成された人間性とカッコよさを持った悪役キャラはなかなかいない。
彼の魅力は一体なんなのでしょうか?

壱の秘剣
「焔霊」(ほむらだま)

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刀の切っ先から炎を発生させる技。
殺人奇剣「無限刀」
「斬る」「焼く」の2つの痛みを一撃で与える。

壱の秘剣、というくらいなので、レベル的には一番下の技なのだが、なぜだかこの技のインパクトが一番強く、記憶に残っていて、最も気に入っている技。
他にも強力な技はあるはずなのに、何故か他の技は記憶に残らず、この志々雄と言えば「焔霊」、といったイメージが強い。
ドラゴンボールで言うところの「カメハメ波」みたいなものか?
北斗の拳でも、「お前はもう死んでいる」というセリフは原作では一回しか行っていないのにも関わらず、ほとんどの人の頭の中には、ケンシロウの定番のセリフかのようなイメージが強くインプットされている。
そう考えると、漫画やアニメ、ドラマなどが、人に残す印象というのは、その行動やセリフの回数ではなく、どれだけその場面が印象的だったかが重要で、この壱の秘剣「焔霊」も、自身にとってはよほど印象的な場面に感じていたのかなと思う。

弐の秘剣
「紅蓮腕」(ぐれんかいな)

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手甲の表面に仕込んだ火薬を爆発させて、その衝撃で大ダメージを与える技。
一撃で相手を気絶させるほどの衝撃力がある。
焔霊で着火し、相手を掴むことで至近距離からの攻撃が可能。

名前はなんとなく聞いたことがあるような・・・。
これは「技」というよりは、「仕込み」ですよね(^_^;)
これを秘剣と読んでいいものかどうか・・・。
その威力はとてつもないものなのだろうが、自分にはダメージがないのだろうか?
確かに相手を掴んでから爆発させれば、相当なダメージを与えることは間違いないですが、「焔霊」で着火すれば、その場で爆発して、自らの手と無限刀を破壊してしまうような気がするが・・・。
そこはまあ志々雄がうまいことやっていたということで・・・。
もしかしたら、その爆発をうまく相手に当てることができるってことが技なのかもしれませんね。

終(つい)の秘剣
「火産霊神」(カグヅチ)

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鍔元から切っ先まで、刀身全ての発火能力を開放した業炎技。
相手を炎の渦に巻き込み、その身を全て焼き尽くしてしまう。

これは全く記憶にはございませんが・・・。
まあようは「焔霊」の思いっきりバージョンって感じですかね。
原作を読んだことのある方はご存知の通り。
志々雄の持っている日本刀「無限刀」は、ノコギリのように無数の小さな刃が連なっていて、その摩擦熱と、油分によって発火することが可能。
それを、無限刀全体でおこなうのがこの終の秘剣「火産霊神」のようです。

カグツチとは?

記紀神話における火の神。
神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神で、火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまう。
その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺される。

書記によって表記が異なる。
『古事記』
火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)
火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)
火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)
『日本書紀』
軻遇突智(かぐつち)
火産霊(ほむすび)

志々雄の終の秘剣に最も近いのは、日本書紀の火産霊(ほむすび)。

当然その威力も最も強い一撃になるのでしょうが、見た目もこの技がずば抜けてカッコイイです。
志々雄と言ったらやはり連想するのは「炎」なので、この豪快な技が最も志々雄らしく、インパクトは強いですね。
ただ、覚えてはいないのですが・・・(^_^;)


 

過去

幕末期に遊撃剣士となる抜刀斎に替わって、暗殺稼業を任されることになる。
最初の任務は長州藩に入り込んでいた内通者・飯塚の抹殺。

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ある時、対人斬りの刺客として名高い宇水に挑まれた志々雄だが、宇水の目を斬って返り討ちにする。

反逆者として政府に追われる身の志々雄は、米問屋で宗次郎に遭遇。

警官殺しの現場を宗次郎に目撃されるが、命は取らずに食事の世話をしてもらうことになる。

養子先の一家全員を惨殺した宗次郎を連れて野望に向けて行動を開始。

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新政府転覆へ向けて、初めての仲間ができる。

激闘

影の人斬り同士が日本の未来を懸けて対決。

「弱肉強食」の信念を持った志々雄と、それを真っ向から否定する剣心との決戦。
四乃森蒼紫、宗次郎との連戦で満身創痍の検診を迎え撃つ志々雄には余裕が。

剣で正しさを照明しようとする剣心。
弱者を助ける剣心に対し、弱者を糧にする志々雄。
二人の信念がぶつかり合う。

志々雄は、奇想天外な戦い方を見せる。
剣心の翔龍閃を防いだ志々雄は、剣心の首筋を噛みちぎる。

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気絶した剣心に代わり、斉藤、左之助、蒼紫が参戦。
志々雄は圧倒的な力で三人を迎撃する。

息を吹き返した剣心が、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)を放つ。
そして志々雄は奥義をうまく捌くが・・・。

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奥義を喰らいながらも立ち上がる志々雄。
二段構えだった天翔龍閃を食らってしまった志々雄。
それでも勝利への執念は捨てない。

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限界を超えた志々雄は・・・。

以上体温が人体発火を起こし、炎の中に姿を消す。

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志々雄の最後は実にあっけないものでした。
けど、その意地と執念は、剣心と互角だった。

敵をやっつけた、というよりも、なんだか切ない気持ちになりますね。

この二人の激闘は、ナルトの、サスケとナルトの戦いにもよく似ています。

二人はただ、違う道を歩んで、互いの正義を貫いただけ。
そして最後は志々雄は負けてしまった。

ただそれだけのこと。
世間ではただのテロリストとして終わってしまいますが、彼には彼なりの正義があったのは確か。

この志々雄との激闘を終えた後、勝利に喜ぶ弥彦に剣心が

「勝ったものが正しいというのは違う」

と話しているように、志々雄の信念を完全には否定しません。
作者の和月さんも伝えたかったのはそこかなと勝手に解釈してます。

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志々雄のやっている、弱者を糧にする戦いは許されることではないが、それに勝ったからと言って、自分たちが正しいと考えるのは間違っている。
特にこの日本という国、文化として失ってはいけないのはそういった考え方、「心」なのかなと思う。

自分たちは正しい、そう思っているのは剣心も志々雄も同じ、違ったのはその戦い方。

誰もが自分たちが正しいと思うのは当然だが、勝ったものが正しいと考えるのは、邪魔なものを排除すればいいと考えることと同意。

何が正しいかはわからないが、弱者を痛めつけ、人々を苦しめることは間違っている。

剣心の思いは、ただそれだけだったのだと思う。

志々雄もそのことはわかっていたのかもしれない。
けどそれを、証明しなくてはならない。
だから、剣心と剣を交えて、答えを出したかったのだろう。

故に、志々雄は不幸なわけでもなく、自分の人生を全うし、悔いはなかったのではないだろうか。
まさにこれこそ
「我が生涯に一片の悔いなし!」

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激闘の後

炎に身を焼かれ、命が尽きた志々雄は、地獄で由美、方治と再開する。

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そして、人誅で薫を失った剣心の意識の中に現れた志々雄。
無様な剣心を嘲笑うために夢に出向いてきた志々雄だが・・・。

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これは、志々雄が地獄から出向いたのか?それとも剣心が呼び起こした幻影なのか?

志々雄が無様な剣心を笑うが、実際は剣心の意識の中。
つまり、剣心は志々雄の意志も背負っているということ。

志々雄に勝った剣心だが、自分が生き延びているからこそ正しいわけではない。
だが、自分が殺めてきた命もある。
自分が逃げ出していては、消えていった志士たちの思いに申し訳ない。
その志士たちは、命は尽きたものの、今でも剣心の心の中に生きていたということではないだろうか。

そして志々雄もその一人。
表現では剣心を笑うようだが、剣心の「志々雄に申し訳ない、自ら逃げ出していては地獄で志々雄に合わせる顔がない」そういった思いから、この幻影を呼び出したのかなと思う。

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