MAJOR(メジャー)1巻 第1話「吾郎の夢」【ネタバレ・内容・感想】

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「おとうさんと同じプロ野球の選手になる」

そう言って目を輝かせている少年

本田吾郎
5歳

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吾郎は保育園の先生に「本当に野球が好きなのね」と言われ、それを聞いた友達に、「先生と野球とどっちが好き?」と言われ赤くなってしまう。

吾郎は先生のことも好きだった・・・。

「だって死んだお母さんに似てるもん。」

 


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ネタバレ・内容

一人暮らしの吾郎

巨仁戦で父親が家を空けているため、わずか5歳で一人暮らしをしている吾郎。
父親に教えられた通り日々練習を重ねて努力を惜しまず、どんなところでも練習に励む。
公園で一人、トレーニングをする吾郎だが、そこへ、乱暴な男子の集団が現れ、トレーニング中にサッカーボールを当てられたことから喧嘩になり、気を失ってしまう吾郎。
そこへ、保育園の桃子先生が仲裁に入り吾郎を助ける。

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吾郎の思い出

気を失って、昔の夢を見る吾郎。
父親の初登板の日、スタンドでドキドキしながら見守る吾郎と母親。
父は、見事に三振を奪い、チームのピンチを救い、大活躍を見せる。
試合が終わり球場から出てきた父とじゃれあう吾郎。
「おめでとう」と声をかける母。
素直に喜び合う吾郎と父だが・・・。
突然頭を抱えて苦しむ母・千秋・・・。

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そしてそのまま帰らぬ人となった。

そんな昔の出来事の夢を見て、母親のことを思い出し、突然目を覚ます吾郎。
そして、目を覚ました目の前にいる女性を見て、つい「おかさん」と言い出しそうになるが、そこにいたのは桃子先生だった。

父を信じる吾郎

一人暮らしの吾郎のために、晩ご飯の準備をする桃子先生の後ろ姿を見て、吾郎は母親に似ていると感じていた。
本当は毎日来てあげたいけど、住み込みの新米保母なのでそうもいかないと話す桃子先生だが、吾郎はきちんと栄養も考えて食べているから大丈夫!と強がる。
そして、「今日、巨仁戦におとうさんが出るのにテレビは見ないの?」と聞く桃子先生だが、吾郎は「巨仁戦といっても、二軍戦だから・・・」と話す。

「でもおとさんはきっとすぐに一軍にあがるよ!!」

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「いまはちょっと調子悪いけど、必ずまた一軍にあがって松居を三振にとるんだからね」

お父さんだって、一年前にお母さんが死んでから寂しかったんだ。
じっとしているとおかしくなりそうだからと、その日から毎日毎日練習した。
そして無茶苦茶に練習ばかりしていたせいでヘルニアになったのだという。

でなきゃ今頃は・・・。

吾郎の期待は裏切られる!?

色々と話してくれたことが嬉しく、また辛いことがあれば話してね、という桃子先生。
すっきりしたのが機嫌を取り戻す吾郎は、本当は見たかった野球中継をテレビで見始める。
その様子に安心した桃子先生は、吾郎を残して帰宅する。
玄関の鍵を閉め、お風呂に入り、歯を磨いて、目覚まし時計をセットして、一人できちんと済ませた吾郎は電気を消して床に就く。
布団に入った吾郎だが、いつも遠征先からかかってくるはずの父からの電話がないことが気になりながらも眠りにつく。

ガチャガチャ

そんな時、突然玄関のドアノブを乱暴に回す音に驚き飛び起きる。
玄関のガラスの先には怪しい人影が・・・。
きっと悪い人が来たのだ!とバットを手に持ち、玄関を開けて、そこにいる者になぐりかかろうとするが・・・。

そこにいたのは父親。
明日まで遠征のはずの父親がなぜ・・・。
「どけ」と言って乱暴に吾郎をおしのけ布団に倒れこむ父。
ひどくお酒に酔っている様子。
ヘルニアになってからお酒やめてたのにどうしたの?と問いかける吾郎。
せっかくよくなってこれから一軍だってこの前言ってたのに・・・。
なんで!?

「へへ、もういいんだよ、飲んだって・・・」

「もう俺は野球なんかやらねーんだからよォ!!」

 

「お前ももう・・・野球なんてやめちまえ!!」

「30にして嫁さんも仕事もなくしちまうようなこんなやつになりてえか!?」

 

「な・・・なんで!?」

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感想

時代背景

読んでみて思うことは、やっぱり時代背景の違いですね。
特に印象的なのは、公園で乱暴な遊び方をする少年たちとその後のやりとり。
昔はこういった光景がよくあったのでしょうね。
今では公園でのボール遊びは禁止されているところがほとんどですし、ここまで男の子同士で喧嘩をやり合うなんてことはなくなってきてるでしょうね。
怪我なんかした日には、親やら先生やら、PTAやら色々とモンスターが出てきて大問題のもなりかねませんからねえ。
この吾郎の育ったような時代が良かったのか悪かったのか・・・そんなことは誰にもわからないですが。
この状況でも強く相手に立ち向かう吾郎は強くて頼もしい男の子ですね。

母親の死

この第一話の夢の場面だけでは細かいことはわからないのですが、若くして急性の病気かなにかで亡くしてしまったということは間違いなさそうですね。
そのまま倒れて亡くなったということは、急性くも膜下出血とかしょうかね?

父の裏切り

酔って帰ってきて、自暴自棄になっている・・・この場面もなにかこの時代によくあったような見たことあるような場面ですが・・・。
いくら二軍選手といえど、あれほど野球について吾郎に色々と教えていた父がなぜこのようになってしまったのか?
一体何があったのでしょうか?

感想まとめ

それにしても、わずか5歳の吾郎は感心するほどしっかりしていてかわいい子供です。
自分で歯を磨き、目覚まし時計をセットして寝て、怪しい人を撃退しようとバットで応戦しようとする。
そんな一人で頑張っている吾郎がめちゃくちゃかわいいですね(´∀`*)
なのに、吾郎は父を信じて頑張っているのに・・・一番がんばらなきゃならない父が自暴自棄になるなんて・・・。
それだけならまだしも、吾郎にも野球やめろだなんて・・・ひどすぎる・・・吾郎がかわいそすぎるよ。

母・千秋が死んで、淋しいのは吾郎だって同じ。
それどころかまだ5歳なんだから、まだまだ甘え盛りのはずなのに、一人で頑張ってるのに。
自分は夢を投げ出して飲んだくれてる・・・。
そりゃあ中途半端な人生を歩んでいる自分には、この父の立場の辛さはわからないかもしれないけど、それでも、息子に「お前も野球やめろ!!」だなんて・・・。
それを言うのはいくらなんでもひどすぎるだろ・・・。
やめたのは自分・・・負けたのは自分・・・。
本当は活躍する姿を息子に見せてやりたいのはわかるけど、子供が見たいのは、活躍する父親の姿よりも、活躍するために努力をする父親の姿なんじゃいかな?
まだ1話しか読んでいないので、肝心の父親の名前がわからないのですが・・・(^_^;)
「お前もやめろ・・・」は余計だわ。
この後どうなるのかがめっちゃ気になりますね。
新連載のメジャーセカンドと比較すると、セリフや情報が多くてちょっと読みづらかったですが、時代も違いますし、書き始めということでそこはなんとか頑張って読みました。
これから面白くなることは確定している作品なので、ゆっくり読み進めていきます。


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