碇シンジの名台詞・名場面とシンジの気持ち【新世紀エヴァンゲリオン】

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新世紀エヴァンゲリオン

碇シンジ

名台詞・名場面


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社会現象にもなった新世紀エヴァンゲリオン。

主人公である碇シンジの残した名台詞・名場面とその時の気持ちを考察してみました。

Contents

「無理だよそんなの。見たことも聞いたこともないのにできるわけないよ」

これは、第壱話「使徒、襲来」でシンジの父・ゲンドウに呼び出され、エヴァ初号機の乗れと言われて放ったセリフ。

確かにごもっともな意見。

しかし、全話を見てから思い出すと、シンジが勝手に父との再会に何かを期待していたという心理がうかがえる。

駄々をこねるシンジに向かって、乗らないのなら帰れとまで言われてしまいます。

酷いようにも思えますが、シンジが心の底で何かを期待していたことも確か。

シンジは大人になれるかなれないかの年齢で、ゲンドウもまた過去に囚われて成長できていない大人なので仕方のないぶつかり合いだということですね。

「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ…。」

「やります、僕が乗ります」

シンジと言ったら印象に残るのがこのセリフ。

第壱話「使徒、襲来」で、乗ることを一度は拒むが、目の前で苦しむ綾波の姿を見て男を見せる。

なんとか自分に言い聞かせてからではあるが、最終的には覚悟を決めて少し成長した瞬間。

「やります、僕が乗ります」

と言うシンジはめっちゃ男前です。

ゲンドウには甘えを反抗として表現したものの、やはり人を助けたいという優しい気持ちを持っているシンジ。

人を守りたいという気持ちが、シンジを大人にしたんですよね。

「目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ、目標をセンターに入れてスイッチ…」

第参話「鳴らない、電話」でエヴァ初号機に乗って訓練をしている時のシンジのつぶやき。

言われたことに忠実に従い、きっちりと任務をこなそうとしている。

無心になっていることから、最強の状態ではあるが、別の意味で非常に危ない状態。

「僕だって乗りたくて乗ってる訳じゃないのに…」

第参話「鳴らない、電話」で、同級生でクラスメイトの鈴原トウジに殴られた後、シンジが返した台詞。

シンジは殴られたことによってついそう言い返してしまいますが、ここは完全にシンジの悪いところが出ています。

乗りたくて乗っている訳じゃない?

自分で決めたのに?

都合が悪くなったら、そうやって言い訳をしてしまうような子供の一面が見られるシーンです。

「殴られなきゃならないのは僕だ!」

「僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で…」

第四話「雨、逃げ出した後」で第3新東京市を去る時、電車に乗る直前になってトウジと相田ケンスケに向かって叫んだシンジの台詞。

エヴァに乗り、トウジに殴られ、エヴァに乗ることをやめた。

色々なことがありながらも、シンジも自分なりに考え、自分の悪いところに気づいていたのでしょう。

思い詰めた表情をしながら連行されていくが、やはりどうしても最後にそのことを伝えたかった。

ギリギリのところで叫ぶように言っているところがシンジの心を表し、グッとくるシーン。

何も言わずに去って、最後まで卑怯な人間でいたくはなかったのでしょう。

「た、ただいま」

第四話「雨、逃げ出した後」で、またエヴァに乗るために戻ってきた時のシンジのセリフ。

駅のプラットフォームからミサトに向かって照れくさそうに言っているのが印象的。

ミサトはやさしく「おかえりなさい」と言って温かく迎え入れる。

エヴァに乗ると決め、一度は逃げ出し、それでもやっぱり戻りたいと決意して帰ってきている。

まわりの意見や反応に一喜一憂して感情的になってい振り回されるところが幼さを感じるが、きちんと自分の意思で行動を決めているのでやはり純粋で真面目なシンジ。

「笑えばいいと思うよ」

第六話「決戦、第3新東京市」で、綾波が無事だったのを見て泣いて喜ぶシンジ。

その姿を見て、感情を理解できなくて戸惑っている綾波。

どうしていいのかわからない綾波に対して、シンジがかけた言葉。

このシーンは、とにかくシンジの優しさを感じる。

シンジはわがままで、臆病で、ずるくて、子供かもしれない。

けど、それでも誰にも負けないことはその優しさなんでしょうね。

自分では気づいていないみたいですが、人が苦しむ姿を見るのは嫌で、笑顔が好き。

幼くもカッコいい姿のシンジです。

「自分だって子供の癖に」

第九話「瞬間、心、重ねて」で、「ママ」と寝言を言っているアスカに対して放つシンジの独り言。

いつもシンジを子供扱いしてバカにしているアスカだが、そもそもアスカは大人の意味をはき違えているから仕方がない。

やはりアスカも子供なんですね。

そしてまた、「自分だって子供のくせに」と言ってしまうシンジもまた子供。

とても微笑ましいシーンです。

「そう、逃げちゃ駄目だ」

第拾弐話「奇跡の価値は」で、出撃前に自分に言い聞かせるようにつぶやいているシンジのセリフ。

第壱話で繰り返し呪文のように唱えていた「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」とはまた違った重みを持っています。

始めはそう自分に言い聞かせなければできなかったシンジも、一度は逃げ出して理解したからこそ言えるこのひとこと。

逃げたらどうなるのかを知っているからこそ、きちんと目を背けずに立ち向かうことができる強さを得たのですね。

また一つ成長した瞬間です。

「やだな、またこの天井だ」

第拾四話「ゼーレ、魂の座」

病室の天井を眺めてつぶやくシンジのセリフ。

戦うと決めたものの、病室の天井を見ると思い出してしまうことがあるのでしょう。

また、それがこれからも繰り返されるのかと思って少し疲れを感じているようにも思える。

「戦いは男の仕事」

第拾六話「死に至る病、そして」で、戦闘前に言ったシンジのセリフ。

どうすれば自分を強くできるのかを知り、自信を持って立ち向かう姿勢が男らしい。

この時は、完全に自分の進むべき道を見据えて、しっかりと進んでいる。

その目に迷いはなく、大人の力強さを感じる。

「ただ会いたかったんだ、もう一度」

第拾六話「死に至る病、そして」で、第12使徒レリエルの内部から生還した時の碇シンジのセリフ。

どんな状況にあっても、シンジが強く願ったことで戻ることができた。

戦いに挑んた時に、迷いもなく強い意志を持っていたからこその結果でしょう。

仮にもし、このタイミングでシンジの心が弱っていれば、そのまま取り込まれていたのかもしれない。

「僕、男ですよ」

第拾七話「四人目の適格者」で加持にお茶を誘われた時に返すセリフ。

「たまにはどうだ。お茶でも」という大人のフランクな誘いを勘違いしてしまう微笑ましいシーン。

性別は関係なく、シンジがそういった誘いに慣れていないことがよくわかる。

また、加持の振る舞いや言葉などが勘違いさせる要素を持っているとも見れる。

「いいよ、人を殺すよりはいい」

第拾八話「命の選択を」で、トウジの乗った第13使徒バルディエル戦において、ゲンドウの指示を拒否する時のセリフ。

「反撃しなければお前が死ぬぞ」とまで言われるが、それでもシンジは反撃しない。

本当にピンチにまで追い込まれても、シンジは人を傷つけることはしたくないと反撃を断固拒否する。

それが、自分の死を意味していてもそれを貫くシンジ。

やはり、人を傷つけたくはないし、人に優しくしたいというのがシンジの信念。

最後はダミーシステムに切り替えられてしまうが、シンジの強さがよくわかるシーンだ。

「僕はもう、エヴァには乗りません」

第拾九話「男の戰い」で、ミサトとの別れ際に言うセリフ。

バルディエル戦で深く心が傷ついたシンジは、戦いの世界から身を引こうとする。

この時ばかりは、さすがにミサトも同情している。

ゲンドウの意向もわかるが、やはり目の前の人を傷つける行為そのものが許すことができないのがシンジの信条なのでしょう。

「僕は、僕は、エヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです」

第拾九話「男の戰い」で、再び逃げ出した後に、また初号機の前に戻って来た時の碇シンジのセリフ。

ダミーシステムの力を見たゲンドウは、本気で戻って来なくてもいいと思っていたので、シンジに向かって「なぜここにいる」と投げかける。

それに対し、はっきりとこのセリフを言い放つ。

何度も逃げ出そうとし、そのたびに強くなって戻ってくる。

ブレブレのように見えても、きちんと成長して男らしくなっていく姿を見せてくれる。

序盤の「逃げちゃだめだ」からすればかなりの成長だ。

「動け、動け、動け、動け、動いてよ!」
「今、動かなきゃ、今、やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!」
「もうそんなのやなんだよ!」
「だから、動いてよ」

第拾九話「男の戰い」で、ゼルエルとの戦闘中に活動限界迎えてしまい、動かなくなった初号機の中で叫ぶセリフ。

人工的な乗り物である現実を思い知ることになってしまうシンジ。

何度も逃げ出すが、今度こそ本気で闘うと決めたのに、そんな時に限って動かなくなってしまう。

こういう時は誰にでもあるので、シンジの気持ちが強く伝わってきます。

しかし、この強い思いひとつでシンジはとんでもない力を発揮しちゃうんですよね。

やはり最後は強い心だということです。

「嘘だ嘘だ嘘だ。カヲル君が、彼が使徒だったなんて、そんなの嘘だ」

第弐拾四話「最後のシ者」で、仲良くなって大好きだったカヲルが、使徒だと知った時のシンジのセリフ。

どこから現れたのか、どうして近づいてきたのか。

その素性や正体も知らずに好意を抱いてしまったシンジは、その現実を受け入れきれずにパニックになる。

シンジは、それほどに純粋で人を信じやすく、優しい人には好意を抱く性格をしているということだ。

「裏切ったな、僕の気持ちを裏切ったな!」
「父さんと同じに裏切ったんだ!」

第弐拾四話「最後のシ者」で、カヲルが使途だと知ってから出撃する時のセリフ。

好意を持っていたからこそ、使途だったという事実が受け入れられない。

それを裏切りと捉えてしまうところがまたシンジのいきすぎたところ。

純粋であるからこそ、人を信じやすく、その分過剰な思い込みと期待をしてしまうのでしょう。

だからこそ、裏切られたと感じてしまう。

最初から何も提供されてはいないし、勝手な期待を抱いているのはシンジ。

これはゲンドウに呼び出された時と同じ心情。

さらに、「父さんと同じで裏切ったんだ!」と言っていることから、未だシンジはゲンドウへの期待を捨てきれていなかったこともうかがえる。

「何を、カヲル君、君が何を言ってるのか分かんないよ」

第弐拾四話「最後のシ者」で、シンジに殺されることを覚悟したカヲルが言っていることに対するセリフ。

確かにこのシーンでカヲルの言っていることは非常に難しく聞こえる。

ただ、よく聞けばカヲルは何も間違ったことを言ってはいないし、カヲルの立場からすればわりと普通のことを言っている。

しかし、取り乱しているだけのシンジには、その言葉のひとつひとつがまともに入ってこないのでしょう。

自分が騙された、裏切られたという気持ちに囚われているため、シンジは他人の責任にして怒りに任せている状態。

その心境はどうであれ、シンジはこれをキッカケにカヲルを殺してしまい、その意味をしらないまま別れてしまうことになる。

「冷たいね、ミサトさん」

第弐拾四話「最後のシ者」で、カヲルを殺害したシンジに「彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して見せ掛けの希望にすがったのよ。シンジ君は悪くないわ」と言ったミサトに対して、シンジが返した言葉。

ここでは、ミサトの客観的意見がどう見ても正しい。

それに対してシンジは「冷たい」と感じている。

恐らくシンジは、どうにかして助けることができたかもしれないという後悔に囚われているのだろう。

それもそのはず。

カヲルは自ら死を選んだが、シンジの中では「自分が怒りに任せて殺した」ということになっているからだ。

過度に自分を責めているにもかかわらず、自分のしたことを否定するという矛盾がうかがえる。

これがシンジを苦しめてしまう原因。

「最低だ…俺って」

第25話「Air」で、アスカの裸体を見てしまって、衝動的に自慰行為を行い、終わった後につぶやくシンジの独り言。

シンジはいつも自分の感情に素直に従って動いているのに、後でそれを否定して後悔してしまう。

心は純粋で優しいシンジだからこそ、自分の中にある汚れを許せなくなってしまうのだろう。

しかし、それもまた人間。

大人になるには、どれだけそういった自分を認めることができるかどうかなのだ。

「そこにいたの、カヲル君」

第26話「まごころを、君に」で、初号機内の中で見た巨大なカヲルの姿を見て言ったセリフ。

これまで、迷い、挑み、戦ってきたシンジだが、どれが本当の自分なのかを見失ってしまう。

シンジの心はとてもシンプルなもので、人を傷つけたくないし自分も傷つきたくない。

だからこそ、シンジはただ自分に優しい人だけを好きになってしまうのだ。

優しくないゲンドウを憎み、同意してくれないミサトを冷たいと思い、ただ純粋な好意を見せてくれるカヲルにだけすがりつく傾向にある。

それがこのシーンに詰まっている。

「優しさなんかかけらもない、ズルくて臆病なだけだ!」
「僕にはヒトを傷つけることしかできないんだ!」
「だったら何もしない方がいい!」

第26話「まごころを、君に」で、ミサトに放ったセリフ。

このシーンは、エヴァの中で最も印象的で、作品の全てが詰まっているようにも思える。

ミサトは、これまでのシンジを見て思ったこと感じたことをそのままぶつけている。

そして、シンジもミサトに対して本音でぶつかる。

このシーンは本当に印象的なので動画で見てみて下さい。

この時に、これまでにはないくらいにミサトはシンジに心をぶつけます。

シンジの言い分もですが、ミサトの言っていることがとにかく深く突き刺さってきますね。

優しくしてもダメ、怒ってもダメ。

これだけ言われても、まだシンジはグズグズしちゃうわけですから、一体どうしちゃんだんでしょうかね。

「だからみんな死んじゃえ」

第26話「まごころを、君に」で、未来はシンジの手に委ねられ、みんなの心をひとつにしようとする。

自分の思いこみから、他人との境界線がわからなくなり、心の壁さえなくなってしまえば楽になれると思っていたシンジ。

ただ、「死んじゃえ」というセリフにはなっていますが、自分も含めてみんないなくなればいいという意味ですね。

それほどに、シンジは他人と接することが怖くなってしまい、傷ついてしまったということでしょう。

「でもぼくは、もう一度会いたいと思った。」
「その時の気持ちは本当だと思うから。」

第26話「まごころを、君に」で、サードインパクトを起こしかけて、全ての人類の心をひとつにしようとするが、自問自答の末に他人との境界線を取り戻すことを決意するキッカケとなった気持ちを表すセリフ。

自分の勝手な思い込みと妄想。

それ故、ありもしない希望を抱いて過度な期待をする。

思うのは自由だが、永遠なんてものはなく、いつかは裏切られるかもしれないし、そうでないかもしれない。

先のことはわからないけど、とにかくもう一度会いたいと思った。

シンジは、自分が甘えていたことを認め、現実というものを受け入れ、それでも他人と生きていきたいという結論を出した。

辛いことを経験し、自分も他人もいなくなればいと思いながらも、やはり寂しさがあったのでしょう。

なんだかんだあっても、結論はとてもシンプルなものなんですね。

生きているという実感を得るには、他人が必要。

ただ、会いたいという気持ちひとつで、世界を取り戻したのです。

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まとめ

新世紀エヴァンゲリオンの主人公・碇シンジの名台詞と、その時のシンジの心境も添えてまとめてみました。

シンジはやはり、とても優しくて正義感が強い。

純粋でまっすぐであるが故に、期待と違ったことがあると許せなくなってしまう。

シンジの心は、傷つきやすくてとても脆い。

他人に対しての優しさは本物だが、結局のところは自分に対しては優しくはできず、自分で自分を傷つけてしまう。

それ故、最終的には起こった出来事は全て他人のせいだということになってしまっている。

自分が妄想し、自分が期待していただけなのに、酷いと思う。

自分で決め、自分で行動しているのに、他人のせいにする。

自分が好意を抱き、自分が信じ込んでいるだけなのに、裏切られたと感じる。

確かに、人に優しいところはいいのだが、最終的に自分の行動に無責任で、大事なところで逃げてしまっているのだ。

ちょうど思春期で、大人になっていく様を描いているが、シンジという存在を通して、人間の中にある他人への「甘え」をうまく描写している。

対人関係というのは、客観的に見れば簡単に見えるが、自分のこととなると非常に難しい。

それがシンジなのだ。

一見、人に優しく正しい行いをしようとしているように見えても、行き過ぎた優しさはただの自己犠牲となって、かえってまわりの人を傷つけるだけなのだ。

新世紀エヴァンゲリオンという作品では、登場するそれぞれのキャラクターの中に、人の葛藤や欲望を見ることができます。

ただ、碇シンジというキャラクターはとても強烈なインパクトがあり、誰にでもあるインナーチャイルドのように見えてしまう。

辛さ、悲しみ、寂しさ、優しさ。

色々な感情を感じながらも、人の言葉や言動にも一喜一憂し、喜びだけでなく苦痛や苦しみも味わう。

自暴自棄になって何もかもを無に帰そうとするが、全てはどうでもよくて、「ただ、もう一度会いたい」というひとつの気持ちだけで再び世界を再生させる。

これは、現実の世界でも誰の心の中でも起こっていることなのだ。

ファーストインパクト、セカンドインパクト、サードインパクト。

あなたの心の革命は何度目でしょうか?

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