実写映画化までされて今でもなお大人気の「るろうに剣心」
個性的なキャラクターたちが繰り広げる熱いバトルに興奮必至!
その中でも人気の悪役として名高いのがやはり「志々雄真実」
記憶に残る彼のカッコよすぎる名台詞・名を集めてみました!
剣心と同じように人斬りとして暗躍していた志々雄。
人を守るために戦う剣心たちとはまた違った世界を作るため、自らの正義を貫こうとする彼。
その意志は固く、命尽きるその最後の時まで男気溢れる数々の名台詞・名言を残しました。
第10位
「油断?何のことだ?これは『余裕』というもんだ」
強さ故に発せられる言葉。
志々雄には油断などというものはなく、常に余裕を持ちながら戦っている。
圧倒的実力があるからこその振る舞いで、作中で悪役の中でも群を抜いてカッコイイ!
第9位
「信じれば裏切られる。油断すれば殺される。殺される前に殺れ!」
悪の中の悪であるやさぐれたキャラだからこその台詞。
確かにとはうなずけないが、志々雄だからこそちょっとカッコよく聞こえてしまう。
人を信じれば裏切られるということは、おそらく志々雄が生きてきた中で学んで出した結論なのだろう。
しかし、その理念と強さを信じて自分についてくる者たちがいることは志々雄自身は理解している。
つまり、心の底から「信じれば裏切られる」とは思ってはいないのだろう。
第8位
「『君』ぐらいつけろよ、無礼な先輩だな。」
新月村で志々雄と剣心が顔を合わせた時に、剣心が「お主が・・・志々雄真実でござるか」という問いかけに対して返した言葉。
常に上から目線である志々雄ならではの対応とも言える。
人と人とが接するときに、どちらが会話の主導権を握るのかの戦いは最初のひとことから始まっている。
常に自分のペースに持ち込むように絶対に下手には出ることのないのが志々雄の性格でもあり、こうした心理戦のうまさも持ち合わせているためにリーダーシップがあると言える。
第7位
「そんな時代に生まれ合わせたのなら、天下の覇権を狙ってみるのが男ってもんだろ」
志々雄の強さはその武力だけでなく、強い精神力と志の高さ。
まだ社会というものが確立されておらず、混沌としていた時代だからこそ志々雄は戦った。
反社会勢力と言えども、その自信に満ち溢れた行動と言動には男なら誰もがホレボレしてしまう。
草食男子なんて言葉が生まれることの時代だからこそ、こうしたキャラクターがより一層魅力的に見えてしまう。
悪役と言えども、彼には彼の信念があり、それを貫くことこそが男であるということが強く感じられる。
第6位
「こんな血で血を洗う修羅共がうごめくこの現世こそ地獄と呼ぶにふさわしくないか?」
動乱の幕末を終えて、表向きでは平和に見えている明治の時代だが、実態はまだまだ弱肉強食であったため、苦しみを乗り越えられない人々は沢山いた。
恵まれた時代に生まれた私たちにはわからないが、若い頃からそんな現実を痛感しているからこそその思いがぬぐいされないのだろう。
世の中は新たな時代へと進み始める中、過去に囚われて先へと進めない部分に関しては、志々雄も剣心も同じだということが伺える。
第5位
「かかってくるなら如何ともし難い力の差をちったあ埋めてからかかって来い!」
同じく自信家である佐之助が果敢に挑んでくるが、圧倒的な力の差があることを見せつけた志々雄の台詞。
やはりこの自信と強さが作中の男としても、見る人のキャラクター性としても非常に魅力的。
事実、その実力はかなりのものであるため、相手を選んだり雑魚扱いすることはなく、戦う気のある奴はいつでも相手をしてやるというオープンマインド。
誰よりも強く自分が倒れることはないというセルフイメージの強さがあるからこその台詞。
ろくに力もないのに自分を大きく見せようとすることほどカッコ悪いものはないが、本当に自信が持てるほどの強さを手に入れた上でのこの立ち振る舞いは、男として憧れてしまう。
第4位
「弱者は強者の糧となるべき。糧にすらならない弱者は存在する価値すらねえ」
あくまでこの世は弱肉強食であるという理念しか持っていない志々雄。
これまでの人生と、今まさに感じていることをそのまま口にしている。
悪役だからこその台詞でもあり、かなり乱暴な思考のように感じるが、志々雄が言うように「言わば自然の摂理」であり、この世に生きている以上は否定のできない事実であることは間違いはない。
社会が確立されていてもいなくても、いつの時代でもこの理念が基本であるのは確か。
そして、今まさに志々雄の前に屈しようとしている剣心に言い放っている。
つまり、これが現実。
それを剣心が否定することができるのか?
違うなら何か言ってみろという、志々雄最も聞きたい理念についての問いかけでもある。
第3位
「所詮この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ」
これは、路頭に迷っていた幼い宗次郎と出会った頃に放った台詞。
この世が弱肉強食であることを痛感していた宗次郎にとっては心に響いたと思われる一言。
言わば「自然の摂理」とも言い換えており、あながち間違ったことは言っていない。
どんな時代でも力がないために虐げられた者が悪の道に染まる典型的な思考だが、言っていること自体は間違ってはいない。
第2位
「生まれがどーのこーのじゃねえ。お前が弱いから悪いんだ」
これも宗次郎と出会った時に放った言葉。
かなりのドSっぷりを発揮した厳しいひとことだが、自分の弱さを恨んでいる暇があるなら強くなれという意味が込められいている。
まだ幼い宗次郎だが、これから先で強くなる手段はいくらでもあることを示してくれたとも言える。
自暴自棄になりかけていた宗次郎にとって、この一言は希望の言葉に感じたことだろう。
自分の弱さを生まれや育ち、誰かのせいにするのではなく、自分がどうなりたいのかだけを貫くことが人間の真理であると感じることができる。
現代を生きる若者にも響きそうな名台詞。
第1位
「決まってんだろ。閻魔相手に地獄の国盗りだ」
やはり志々雄と言えばこの台詞!
「るろうに剣心」という作品を読んで、志々雄真実というキャラクターの人間性をよく知っている人なら印象に残っている人は多い台詞ではないでしょうか。
剣心との死闘の末に、自らの体温によって人体発火して力つきてしまった志々雄。
自らの信念貫く精神力と、武力の強さは圧倒的だったが、結果として戦いには敗れてしまう。
しかし、あの世に行ってもその基本理念は変わらず、方治と由美と再会して再び歩き始める。
この台詞自体の男気が単純にクソカッコイイということもあるが、その信念の強さが男として惚れるところ。
言っているその言葉よりも、その理念が圧倒的に「男」を感じられて理屈ぬきで人を惹きつける台詞!
志々雄真実に学ぶ「男」としての生き方!
作品の中のキャラクターとしても、最後まで志々雄真実という人間をしっかりと描き切ったという印象を残している。
だからこそ、今でも読者の心の中でも志々雄という人物が生きているかのように感じられるリアルなキャラクターが完成している。
悪役でありながらも、自分の正義を貫こうとする姿は、確立された社会の中で生きる私たちにとって、少し忘れかけていた気持ちを思い出させてくれるようなキャラ。
剣心が言うように「勝った者が正義ではない」ということ。
志々雄たちをあの世まで描ききったことによってこの戦いの意味を表現し、考えさせられるストーリーが完成した。
最終的にこのシーンが作品として描かれているが、それはあの世での出来事。
細かい説明はないが、もしかしたらこのシーンは剣心の頭の中でだけイメージされた「志々雄はきっとあの世でもこうだろう・・・」という場面なのかもしれない。
志々雄真実のブレない鉄のハートと、実力。
男としてとにかく惚れてしまいますね!
悪いことをしてもいいわけではありまえんが、こうした自分の信念を貫く姿は見習いたいものです。