境界のRINNE(りんね)ネタバレ感想288「呪いの短冊」原作:高橋留美子 るーみっくわーるど全開!

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境界のRINNE

境界のRINNE(りんね)
288「呪いの短冊」
原作:高橋留美子
ネタバレ・感想・内容
シュールな笑いと冷徹なツッコミ。
るーみっくわーるど全開です!

境界のRINNE

「霊的問題に悩まされているなら、百葉箱にお供え物と賽銭を入れておけば解決する」
そんな噂を自ら流し、死神みたいな仕事をしている少年・六道りんね。
幼い頃神隠しにあい、それ以来、幽霊が見えるようになった少女・桜は彼とともにさまよう霊を輪廻の輪へと導く日々。

登場人物

六道りんね

祖母は死神、祖父は人間。
成仏できない霊を輪廻の輪に導く仕事をしている貧しき高校一年生。

 

間宮桜

幼い頃にあの世へ迷い込み、帰還。
それ以来、幽霊が見えるようになった女の子。

 

六文

死神の仕事をサポートする黒猫族。
りんねの契約黒猫。

 

十文字翼

りんねと同じクラスのお祓い屋の少年。
桜に恋をしている。

 

魔狭人

恐ろしく心の狭い悪魔。
子供の頃、りんねに退治され、ずっと恨み続けている。

 

姉祭・アネット・瞳

りんねたちのクラスの担任。
「ショッピングモールの姉」と呼ばれていた元占い師。

 

ミホ

桜の友達。
霊の噂や怪談話が大好きな女の子。

 

リカ

桜の友達。
天然でケチな面もある女の子。

※以下からの内容はネタバレを含みます。

内容・ネタバレ

毎年七夕が近づくと、呪いの短冊がやってくる。

相談してきたのは互いに幼馴染だという男子高校生二人。

紹介者
三界高校一年三組
星野タスク

相談者
四祖野高校一年
笹木ノゾム

ノゾムの元に毎年届く短冊は、黒く塗りつぶされていてなにが書いてあるのかはわからない。
けど、なぜかその時期になるとなにかしらの不幸にみまわれる。

その短冊が今年もまた届いたというのだ。

タスクの話ではノゾムはうらみを買うような人間じゃない。

その不幸というのはどの程度のものなのか・・・。

境界のRINNE

ばっさ

(鳥のフ・・・)

 

 

ドカ

境界のRINNE

ボールが飛んできた方を見ても誰もいない。

そこから何かが飛んでいくのが見えたりんねは、その場を桜に任せて追う。

桜がノゾムのほうを見るが誰もいない。

(ボールが飛んでこなければ・・・)

(フンの直撃を受けていた・・・)

霊を追うりんねは霊体カラーボールで霊の姿を確認する。

境界のRINNE

どろん

ノゾムの家で事情を聞く桜。

短冊が届き始めたのは5年くらい前。
その頃に特に変わったことはなかった。

だがその前の年。
小学生の時にタスクと一緒に行った七夕まつりの帰り、タスクと別れた後、神社の階段を踏み外して骨折したことがあるという。


「その時、なにか祟られるようなことをした覚えは・・・」

ノゾム
「よく覚えてはいないが、そういえば・・・」

「祠に飲み残しのジュースの缶を置いたな」
「御札もはがしはしなかったがラクガキしまくったし」
「鳥居に小便ひっかけたっけ」


「フルコースじゃないですか」

ノゾムの部屋に、霊とりんねが現れた。

境界のRINNE
霊体カラーボールを受けた霊と、黄泉の羽織を脱いだりんねの姿は人間にも見える。

子供の霊をつかみ、イヤガラセをしたのはお前か!何の恨みがある!と掴みかかるノゾム。

神社の神様かも知れないからと止める桜。
しかしそれは神様ではなかった。

「生霊だ」

境界のRINNE

そこへ、差し入れのアイスコーヒーを持ってくるノゾムの母。
しかし、豪快につまずきアイスコーヒーが宙を舞ってノゾムのほうへ飛ぶ。

どうん

境界のRINNE

みし

(これは・・・)

それはさっきのフンの時と同じ状況。
コーヒーからかばったように見えた。

りんねもその生霊から悪意が感じられないという。

そこへ六文が現れレンタルしてきたというあぶり出しブラックライトをりんねに渡す。
あぶり出しブラックライトは塗りつぶされた文字を浮き上がらせる道具。

境界のRINNE


「無茶苦茶呪ってるじゃない」

りんね
「どういうことだ!?」

ノゾムが子供の怨みを買うようなことをしたのではないかというタスク。
しかし、そんな覚えはないというノゾム。

タスク
「てか誰だよこいつ?」

お面を取ろうとすると子供は激しく暴れて抵抗。
よほど顔を見られたくないようだ。

境界のRINNE

さく

境界のRINNE

ぱか


「誰?」

タスク
「こ・・これは・・・」

それは小さい頃のタスク。
子供の頃の生霊が出て行ったきり戻らず、そのままの姿でいることになる。

呪いの短冊を書いたのもタスクではないかというノゾム。
だが、タスクはそんな覚えはないし怨んだことなど一切ないという。

嘘は言っているようには見えないが、本当に覚えていなだけだろう。
りんねはタスクの生霊をタスクに戻す。

境界のRINNE

するとタスクは思い出した。

七夕まつりでいたずらしまくった二人。
しかしそれが大人に見つかりタスクだけつかまってこっぴどく叱られた。

そして腹いせに呪いの短冊をぶら下げた。

ところが、その直後にノゾムが石段から転げ落ちて骨折したことを知った。
その時、ノゾムはタスクを見捨てて逃げる途中だったという。

怖くなったタスクは家に帰って布団を被り、ガタガタと震えていた。
そして気が付くと七夕まつりの笹の前に立っていた。

恐らくその時の生霊が罪の意識と前後の記憶と一緒に抜け出したのだろう。

呪いの言葉を塗りつぶした短冊は注意を促すため。
そして生霊は七夕が近づくと、ノゾムを危険から守るため頑張っていた。

境界のRINNE

ノゾム
「俺は礼を言うべきなのか?」

タスク
「いや、お互い忘れよう」

境界のRINNE


「解決でいいのかな?」

りんね
「あとは当人同士の話し合いで」

32号へつづく

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感想

今回は少し変わった話でした。
けど面白かったですね。

幼馴染で心底友人のことを心配していたようですが、このことは知るべきだったのか知らないほうが良かったのか・・・(^_^;)
二人の間に亀裂が入らなければいいですけどね。

とは言っても男子の幼少期ってのはこんなもんです。
いたずらをしてみんなで逃げて一人だけ捕まるってのもあるあるです。

しかも決まって捕まるのはいつもどんくさい奴で何故だか同じ奴が同じ役回りになるんですよね。
かわいそうなんだけどそれがまた笑い話になったりもしてね。

うしおととらを読んで先が読めた

今回の話を読んでいて途中で展開が読めてしまいました。
まあ、最初のフンのところで読めるっちゃあ読めるのですが。

実は、誰もいないところからボールが飛んでくるというのは、今アニメ化で話題の「うしおととら」2巻・第二章「絵に棲む鬼」で全く同じ話が出てきます。
その描写のコマはないのですが、原因のわからない不幸に見舞われるというところも同じで、その中で誰もいないところからボールが飛んでくるというエピソードも全く同じ。

しかも、その原因も、生霊ではないですが、生きている者を守ろうとする意思が元になったというところも似ています。

ちょうどアニメ化が始まるので「うしおととら」を読んだ後で、似ている話だったもんで、たぶんそうだろうなあと思いながら読みすすめていました。

うしおととら第二章「絵に棲む鬼」①(其ノ壱~参)

うしおととら第二章「絵に棲む鬼」②其ノ四~五

意外ともろい友人関係

最初に相談してきた時、タスクは友人のために「人に怨みを買うような奴じゃない」と必死に訴えかけます。

しかし、あぶり出しブラックライトで短冊の内容が明らかになった時

「おまえ、子供の怨みを買うようなことをしたのか!?」

あれ?さっきは怨みを買うようなことはしないって言ってたのは君じゃないの?ww

結局、タスクは忘れていただけで、りんねが生霊を戻したことにより、ノゾムが自分の怨みを買っていることを知ります。
つまり、タスクは今回の件を相談したことで墓穴を掘ったわけですね・・・。

あれほど怨みを買うような奴じゃないと強く訴えかけてたのに、実は自分がしょうもないことの腹いせで呪いをかけていた。
そりゃもうひっこみがつかないですよ。

りんねは確かにそれ以上のことは関係ないのでお礼をもらって立ち去るだけ。
あとは当人同士の問題。

ですが、もちろんバツの悪いタスクは「互いに忘れよう」と都合のいいことを言って帰る。

高橋留美子さんの作品は、こうしたわずかなコマとセリフだけで少しだけ笑わせるような技術がうまいですね!

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桜のツッコミが好き

男子たちの茶番に対して、表情ひとつ変えずにツッコむ桜の感じがとても好きです。
今までの話の中でも結構好きでしたが、今回は特にそれが際立って見えてハマっちゃいましたね。

桜のキャラの役目はそうした立ち位置で設定されているのでしょうが、まわりとの温度差がなんとも言えない面白さ。

そうしてよくよく考えてみると、桜って表情がほとんど変わらないんですよね。
普通はヒロインキャラというのは笑ったり悲しんだり泣き叫んだり、主人公に助けを求めて泣きついたりするイメージですが、桜はいつも冷静、いつも無表情。

こういったところがこの漫画の特徴ですし、余計な話やエピソードを省いて、セリフをあえて少なくすることでその笑いが際立っています。
これはなかなか真似できるものじゃないでしょうね。

複雑な話や伏線、細かく練られた理論など、最近の漫画は難しくなってきているし、中には過激な描写のある作品も増えてきています。
そんな中、ここまで読みやすくて面白いこの作品は、癒されますね。

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