メジャー2 弱肩大吾はキャッチャーに向いているのか!?

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メジャーセカンド
主人公の大吾は、誰がどう見ても致命的に肩が弱い。

光がピッチャーを志願し、大吾もそれに動かされキャッチャーを目指そうとする。
だが、経験もなければ、肩も弱い。

大吾にキャッチャーは無理なのか!?

※以下からの内容はネタバレを含みます。

大吾の実力

メジャー2大吾

小一の頃「おとさんみたいなプロやきゅうせんしゅになる」
と目を輝かせていた大吾。

四年生になり、ドルフィンズに入団。
楽しみにしていた、少年野球デビュー。

幼い頃から、野球に触れてきたことから、他よりもできる自信があった。
それは特に根拠はなかったが、周囲からの二世への期待にはそれなりに応えられると思っていた。

しかし・・・。

現実は厳しく、内野からファーストへの送球すらワンバン。

ノックの捕球もトンネル。
焦って投げて悪送球。

「これで二世かよ」
「いずみさんのほうがうまかった」

茂野二世、いずみの弟という期待があったため、まわりの反応は冷ややかだった。

練習すればそれでも上手くなると思い、必死で練習した。

しかし、眠っていると思っていた才能は開くことなく、大吾は一年もしないうちに野球をやめてしまう。

六年生になって、欠員の助っ人をきっかけに、ドルフィンズに復帰するのだが。

相変わらずの弱肩ぶりを露呈。

フライはキャッチしたものの、激しく転倒。

バッティングでは当たり損ねの打球がたまたま大きく跳ねて、必死に走り、なんとかギリギリ内野安打。

初めて出塁した大吾のあと、光のヒットにより一気にホームを目指すが、ホームベース直前で足がもつれて転倒。

メジャー2

とここまで、たとえ練習とは言えど、いいとこなしの状況。

こうして見ると、確かに典型的に言われる「どんくさい奴」
これが大吾が望んでいなかった現実なうえに、光という望んでいた現実が目の前にいることで、強烈な劣等感を感じている。

最も重要な肩のほうは、最初のノックのシーンでは、ファーストへの送球は毎回ワンバン。
六年の練習試合では、ファーストの外側からセカンドまでは、勢いの死んだツーバン。

メジャー2

これを見る限りは、大吾の肩は一二塁間くらいの距離が限界。
そんな弱肩では、まず本塁から二塁への鋭い送球はまず無理だと思われる。

もしかしたら、座ったまま投手へ投げ返すことすら厳しいかもしれない。

しかし、少なくとも活躍している場面はある。

光と初めて出場した練習試合。
ファーストへの送球がそれた時に素早くカバーに入っていた。

メジャー2

これは相当な判断の早さと、身体能力それについていけるだけの身体能力がないとなかなか難しい。

初ヒットの場面でも、悔しさから必死で走り、内野安打となってチャンスを生む。

メジャー2

大吾の求めている華やかで、才能あふれるスーパープレイはないにしても、普通に考えたらこれはそれなりに褒めることのできる活躍。

田代も「本人が思っているほど運動能力は悪くないし、考えてプレイもできる」と言っているように、基礎となるものは十分やれるだけ備わっている。

特に、ファーストにカバーに入るあの速さは、あらゆる場面で想定されることを瞬時に判断しているし、久しぶりに復帰したにしては、きちんと体が動いている。

ここで思うのは、大吾は知識、判断は問題なし!
さらに、もしかしたら大吾は、瞬発力に優れ、足が速いのかもしれない。

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キャッチャーの適性

野球のポジションは、それぞれの役割が違うため、その適性というものがある。

これから挑戦しようとしているキャッチャーの適性というのはどのようなものなのか?
捕手には何が問われるのか?

一般的に言われているものは

①強肩
②送球の正確性
③リード能力(配球、戦略の知識)
④捕球能力(球をそらさない、見失わない)
⑤チームをまとめる器

といったところだろうか。
これがなぜ重要かと言われているかというと、それは捕手の役割にある。

その役割は

・出塁させない
捕手というよりはこれはバッテリーの役割で、まずはこれが最初の目標。
あらゆる戦術を組み立て、出塁させないようにする。

・盗塁させない
出塁されてしまった場合、出塁と進塁を同時に阻止しなければならない。

・チームをまとめる
捕手は扇の要と言われており、守備の中では唯一、打者と同じ方向を向いて、投手、野手と向き合っている。
重圧を感じる投手の不安やプレッシャーを軽減させたり、野手全体に声を出したりして、指揮を上げるなど、メンタルサポートをするチームの軸となる存在。

この役割を満足に果たすために、上記の①~⑤のような能力が必要だと言われている。

本来最も重要視されるのは⑤のまとめる器なのだが、それはある程度の実力と経験があった上での話。
プロの世界などで差が出ると思われる部分。

まとめる能力や、戦略、知識などは訓練すれば身につく可能性はあるし、姉・いずみの言うように、野球のことをよくわかっている大吾はそこの部分は向いているタイプかもしれない。

どうしても最低限必要となるのはやはり肩の強さと思うのが一般的だが。

しかし、あの肩の弱さ・・・。

あれでは、確実にセカンドを刺せないので、出塁した時点で一二塁間がフリーパス状態になってしまう。

ただ、野球のポジション適性というのは、選手の総合力を考えて判断する場合が多く、確かに弱肩は致命的だが、だから無理とは言えない。

優秀な捕手としての基準は、その目的をどれだけ達成できるか。
つまり、どれだけ打者を打ち取り、どれだけ盗塁をさせない、または阻止できたかというところにある。

バッテリーとして、捕手が盗塁を阻止できる能力があることにより、投手へかかる重圧も軽減でき、結果的に盗塁阻止が投手の調子へも繋がり、チームの調子も上がってくる。

ここで、肩の強さがどれほど重要なことなのかを考える。

投手が投げて、二塁へ送球するまでの時間に影響する要因は意外と沢山ある。

①投球モーション
②球速
②捕手のモーション
④送球(球速、正確性)
⑤内野手のカバー

これらの複合した流れの速さとタイミングが、盗塁を阻止出来るかどうかを左右する。

確かに、本塁からセカンドへ届きもしなければ話にならないが、捕手の肩が全てというわけではないことがわかる。

投手、捕手、内野手が盗塁を阻止するための練習をなんども重ね、捕手個人で言えば、捕球からすぐに投げるモーションへ入る特訓を積み重ねる。
当然この捕手のモーションにも瞬発力などの個人能力も関わってくる。

つまり

捕手=肩が強くないといけない

とうわけではなさそうです。

立ちはだかるライバル

仮に大吾がキャッチャーをやるとして、まず最初の超えるべき壁があります。

それは・・・

 

 

アンディ

アンディブロック

彼は体格もいいですし、明らかにキャッチャー経験は長そうな感じ。
卜部に言われて大吾を弾き返した時の感じからすると、体も技術もメンタルもアンディのほうが上でしょうね。

この場面も、後で考えたら大吾がキャッチャーとしてポジション争いをする相手との伏線だったのかもしれませんね。

六年生になって、今からそのアンディのポジションを奪うというのはそう簡単ではないでしょう。

大吾にとっては最も悲しい現実となるのは、光は晴れて投手としてデビューするが、大吾の実力不足から、光&アンディというバッテリーが生まれてしまうこと。

ただ、これにひとつだけ不安要素があるとすると、恐らくメンタル。

初めは調子の良かった光も、大吾と組めないことや、アンディの采配へついていけないことなどで乱れ始めてしまう。
なんて場面があるかもしれません。

そこでやはり、光の球を受けるのは大吾しかいない。
そんな形になっていくことが理想ですね。

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まとめ

特に少年野球などでは、キャッチャーは地味なイメージや、難しいイメージが強く、誰もやりたがらないことが多いため、最も適任といった条件を満たしている選手がつとめていることのほうがまれだと言われている。

いずみの中学でも普通の子がやっていると言っているし、子供の野球はそんなものなのかもしれない。
大吾は、そのポジションでしっかり活躍しなければいけないという、いわゆる野球真面目人間なんでしょう。

きっちりやらなければ、こうしなければ、ああしなければ・・・。

確かに考えすぎですし、軽く「やってみよう」といった気持ちで挑戦することも時にはあってもいいんじゃないでしょうかね。

しかも、バッテリーは互いに精神的に支えあっていかなければいけないので、光が「大吾に受けてほしい」という気持ちがあるのなら、まさに適任なんじゃないでしょうか。

先程も書いたように、最初に光は「大吾くんに受けてほしい」と言っています。
その気持ちは変わらないでしょうし、大吾が応えてあげないと、光の投手としてのこれからもうまくはいかないでしょう。

大吾は今、意地になっているようですし、光に突き放されて帰ってしまう場面で、よく見ると大吾は悔しさから涙が出てしまっています。
これなんですよね!

こうした、見返してやる!
という意地が成長させます。

不可能か可能かをやる前に決めるんじゃなくて、努力することが大切です。

父・吾郎も、無理と思われるものに沢山挑戦して成功しています。

大吾もきっと這い上がってくれるはず。

剛速球投手と弱肩捕手のバッテリー!
面白いかもしれませんね。

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